- 伸縮性に優れたウレタンインクの特徴と使い方がわかる
- 対応素材やスクリーンの選び方、定着方法について詳しく解説
- シルクスクリーン印刷初心者でも安心して使えるポイントや注意点が理解できる
ウレタンインクの基本特徴と魅力
シルクスクリーン印刷において、インク選びは仕上がりの質を大きく左右します。特に伸縮性が求められる布製品には、ウレタンインクが最適です。このタイプのインクは伸縮性に富むため、プリント部分が生地と一緒に伸びやすいという特徴があります。例えば、ドライTシャツのような伸縮素材にプリントした場合でも、ひび割れや剥がれが起こりにくく、長く美しい状態を保てるのです。
また、ウレタンインクはポリエステルやナイロン製のバッグなど、布以外の素材にも対応可能です。ただし、皮革や一部の撥水生地では定着しにくい場合もあるため、事前のテストは必須です。こうした幅広い適応性があるため、用途に合わせて選べるのが大きな魅力です。
さらに、今回紹介するインクは旧タイプの「ポリウレタンインク 紺」の後継品として品質が向上しており、使いやすさもアップしています。容器が透明なので中身の色が確認しやすく、作業の効率化にもつながります。
このように、ウレタンインクは伸縮性と多様な素材への対応力が魅力で、特に動きの多い衣類やバッグのプリントにおすすめです。これからシルクスクリーン印刷を始める方も、ぜひ選択肢に入れてほしいインクと言えるでしょう。

伸びる素材にもピッタリのインクって助かるなあ
対応素材の詳細と選び方のポイント
このインクは綿、ポリエステル、綿混紡、ナイロン、皮革、一部の撥水生地に対応していますが、すべての素材で同じように使えるわけではありません。特に皮革や撥水生地は種類によって定着しにくいケースがあるため、必ず事前にテストプリントを行うことが重要です。
また、吸汗素材などの特殊素材には適応していないため、これらの生地にプリントする際は別のインクを検討したほうがよいでしょう。素材の特性を理解し、適切なインクを選ぶことで、プリントの耐久性や仕上がりの美しさが大きく変わります。
具体的には以下のような素材が適しています。
- 綿100%のTシャツや布製品
- ポリエステル製のスポーツウェアやバッグ
- 綿とポリエステルの混紡素材
- ナイロン製の軽量バッグや小物
- 一部の皮革製品(テスト必須)
- 一部の撥水加工された生地(テスト必須)
プリント前に素材のタグや仕様を確認し、インクの適合性を見極めることが成功の鍵です。特に撥水生地は表面の加工によりインクの定着が左右されるため、少量で試してみるのがおすすめです。
素材の選び方に迷ったら、スクリーン印刷の専門店やメーカーに問い合わせてみるのも良いでしょう。適切な素材選びが、プリントの美しさと耐久性を支えます。

素材に合わせてインクを選ぶのが大事なんだね
対応スクリーンの種類と選び方
シルクスクリーン印刷では、インクだけでなくスクリーンの選択も非常に重要です。このウレタンインクは60メッシュから120メッシュのスクリーンに対応しています。メッシュ数とは1インチあたりの糸の数を表し、数字が大きくなるほど細かい網目になります。
メッシュ数が低い(60メッシュ付近)とインクの通りが良く、厚みのあるプリントが可能です。一方、メッシュ数が高い(120メッシュ付近)と細かいデザインがきれいに表現できますが、インクの量は少なめになります。
ウレタンインクは伸縮性が高く粘度もやや高めなので、60~120メッシュの範囲で使うのが最適です。メッシュ数が低すぎるとインクが多く出過ぎてしまい、にじみやムラが発生することもあるため注意が必要です。
以下の表は、メッシュ数ごとの特徴とおすすめの用途をまとめたものです。
| メッシュ数 | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| 60 | 粗い網目でインクの通りが良い | 厚みのあるプリント、シンプルなデザイン |
| 80 | 中間の網目でバランス良し | 一般的なTシャツプリント、細かすぎないデザイン |
| 100 | 細かい網目で細部が出やすい | 細かい文字やイラスト |
| 120 | 非常に細かい網目で繊細な表現可能 | 精密なデザインやグラデーション |
スクリーンの選び方次第で仕上がりの印象が大きく変わるため、デザインや用途に合わせて最適なメッシュ数を選ぶことが大切です。

メッシュ数ってこんなに違いがあるんだな
布への定着方法と洗濯時の注意点
ウレタンインクを使ったプリントは、印刷後の定着処理がしっかりしているかどうかで耐久性が変わります。特に洗濯を繰り返す衣類の場合は、定着が甘いと色落ちや剥がれの原因になりやすいです。
このインクの場合、プリント後はよく乾燥させた後に中温のドライアイロンを2分間ほどあてることが推奨されています。アイロンの熱によってインクが布にしっかりと定着し、色落ちしにくくなるのです。
アイロンをかける際は、プリント面に直接触れないように薄い布やクッキングシートを間に挟むとより安全です。熱が均一に伝わり、プリントの表面が傷つくのを防げます。
また、洗濯時は以下のポイントに注意してください。
- できるだけ裏返して洗う
- 中性洗剤を使用する
- 漂白剤や柔軟剤は避ける
- 乾燥機の使用は控えめにする
これらのケアを守ることで、プリントの美しさを長持ちさせることが可能です。特に初めてのプリントの場合は、定着処理と洗濯方法をしっかり守ることが成功の秘訣と言えます。

アイロンで定着させるのがポイントなんだね
インクの使い方と保管方法のコツ
ウレタンインクを使う際は、まず容器をよく振ってインクの状態を均一にすることが大切です。粘度が高めのインクなので、沈殿物がある場合は特に念入りに混ぜましょう。
プリント作業中は、インクが乾燥しすぎないように注意が必要です。作業台にインクを出して使う場合は、適度に蓋を閉めたり、湿らせた布で覆ったりして乾燥を防ぐと良いでしょう。
使用後のインクは、しっかり蓋を閉めて冷暗所で保管してください。高温多湿の場所を避けることで、品質の劣化を防げます。開封後はできるだけ早めに使い切ることをおすすめします。
また、インクの色が容器の透明部分に反映するため、保管時に色の確認がしやすいのも便利なポイントです。作業効率アップにつながります。
以下はインク使用時のポイントまとめです。
- 使用前によく振って混ぜる
- 作業中は乾燥に注意する
- 使用後は密閉して冷暗所に保管
- 開封後は早めに使い切る

これなら管理も簡単そうだね
シルクスクリーン印刷初心者が気をつけたいポイント
シルクスクリーン印刷は楽しい反面、初心者にはいくつか気をつけたいポイントがあります。まず、インクの粘度やスクリーンのメッシュ数、素材の特性を理解しておくことが大切です。これらが合わないと、プリントがうまくいかずに失敗することも多いです。
また、プリント後の定着処理や洗濯方法も守らないと、せっかくのプリントがすぐに色落ちしたり剥がれたりしてしまいます。特にウレタンインクは伸縮性がある分、適切な定着が重要です。
さらに、皮革や撥水生地など特殊な素材に使う場合は、必ず小さな部分でテストプリントを行い、問題がないか確認してください。これを怠ると、素材を傷めたりインクが定着しなかったりするリスクがあります。
最後に、作業環境の整備も忘れずに。換気の良い場所で作業し、インクが手や衣服につかないように保護具を使うことも安全面で重要です。
初心者の方は、これらのポイントを押さえて少しずつ経験を積んでいくことで、満足のいくプリントができるようになります。
よくある質問(FAQ)
Q1: このインクはどのくらいの期間保存できますか?
使用前に密閉して冷暗所で保管すれば、開封前は数ヶ月から半年程度は品質を保てます。開封後はできるだけ早めの使用をおすすめします。
Q2: アイロンの温度はどのくらいが適切ですか?
中温(約140~160℃)が推奨されています。高温すぎるとインクや生地を傷める可能性があるため注意してください。
Q3: どんなスクリーンメッシュが一番使いやすいですか?
80メッシュはバランスが良く、初心者にも扱いやすいです。細かいデザインなら100~120メッシュを検討しましょう。
Q4: 洗濯で色落ちしないためのコツは?
プリント後のアイロン定着をしっかり行い、洗濯時は裏返して中性洗剤を使うことが大切です。漂白剤や柔軟剤は避けてください。
Q5: 皮革製品に使う際の注意点は?
皮革の種類によっては定着しにくいことがあるため、必ず目立たない部分でテストプリントを行ってから使用してください。
まとめ:伸縮性に優れたウレタンインクの魅力と使いこなし方
今回ご紹介したウレタンインクは、伸縮性が高く、ドライTシャツやポリエステル・ナイロン製品など幅広い素材に対応できる優れものです。適切なスクリーンメッシュの選択や、プリント後のアイロン定着をしっかり行うことで、長く美しいプリントを楽しめます。
ただし、皮革や撥水生地など特殊素材には定着しにくい場合があるため、必ず事前にテストを行うことが重要です。初心者の方も、今回のポイントを押さえて使えば、失敗を減らしやすくなります。
このインクの透明な容器は中身の色が確認しやすく、使いやすさもアップ。保管や管理も簡単なので、シルクスクリーン印刷を始めたい方にとって心強い味方になるでしょう。
ぜひ、伸縮性に優れたウレタンインクで、オリジナルのプリント作品作りを楽しんでくださいね。

これで安心してプリントに挑戦できそう
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